漢字臨書コース

寒來暑往 秋収冬蔵】(カンライショオウ シュウシュウトウゾウ)

訳:寒さがやって来れば、暑さは去ってゆき秋には作物を刈り取り、冬にはそれを蔵に収める

講師より;寒來暑往を、隷書体・草書体で書いて頂きます!隷書体は、横長の形になりますので、縦長にならないように横線を長く、縦線は短く、という意識を持って書いて見てください。隷書体の場合は書き順はあまり気にせず、横線から書くとバランスが取りやすくなります!草書体は、速書きのように見えますが、とてもゆっくり書きます。最終画の時に、最後の筆先一本まで意識を集中させて紙から離してください。先端にまで力が抜けない字になり完成度が一気に上がります!

⭐️千字文とは、古代の中国で書かれた書物で、四字一句の250句が書かれています。同じ漢字は一回しか使われず、中国古代より文字を学ぶ上で多くの人々に読み継がれてきた書物です。

⭐️智永とは、中国の陳から隋の時代にかけて活躍した僧・書家。書聖王羲之の七世孫にあたる。

⭐️書きぶりのポイントは、ゆったりとした運筆・しなやかで重厚な線質・格調高い書 です。

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仮名臨書コース

今月の臨書古典は、【粘葉本和漢朗詠集】でっちょうぼん わかんろうえいしゅう

和歌を綴った古典の中でも最も代表的な粘葉本和漢朗詠集。漢詩と和歌が並列に書かれています。伝 藤原行成筆とされており、行成は、小野道風・藤原佐理と共に、平安中期の書道史を代表する「三跡」(さんせき)の1人です。

【和歌】古今和歌集406 阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)

天の原 ふりさけ見れば春日なる 三笠の山にいでし月かも

訳 : 大空をふり仰ぎ眺めると、月が照っているが、あれは昔、日本にいたときに、春日の三笠山に出ていたあの月であるよ。

仲麿は、中国へ留学生として派遣していましたが何年も帰国できずにいました。

日本から遣隋使がやってくるという事で、ようやくその船で帰国できる事になったその夜、明州という所の海岸でそれは美しく昇っていた月を眺めて詠んだ歌と書いてあります。

当時、海を渡るのは命がけであり、そしてとても長い旅路になる日本と中国。遠い故郷を懐かしむ想いが込められている歌です。

講師より:漢朗詠集のひらがなは、初心者向けの古典の一つでもあります。癖がなく、空間を多く取るのが特徴的な平仮名なので、伸びやかに書かれることをお勧めいたします。

変体仮名のお勧めサイト↓

児童書道コース

児童コースは只今、郵送のみとなっております。

実用書道コース

⭐️今年も残すことろあと2ヶ月となりました。ということで、年賀状のご挨拶文を課題とさせて頂きます。

新年の寿ぎのご挨拶文と、喪中のご挨拶文とを作成いたしましたので、どちらかをご提出ください。練習・ご提出用紙はお手本ファイルの中に入っております。

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ペン字コース

⭐️今年も残すことろあと2ヶ月となりました。ということで、年賀状のご挨拶文を課題とさせて頂きます。

本来は用紙の半分をご提出していただいておりますが、今回は両面を使った課題となっておりますので、両面を書いてご提出してください。

※筆ペンの生徒さまは、実用書道コースのお手本をご参考にしてください。用紙はペン字コース用、実用書道用、どちらを使って頂いても結構です!実用書道用の用紙をお使いになる場合には、実用書道のお手本ファイルの中に用紙が入っております。