ペン字を制すには

ペンは明治から日本でも使われるようになりました。

それまでは筆と鉛筆。鉛筆もそうですが、筆書きの書き振りを以って書く。これが根本にないと綺麗な字とは言い難いのが日本の文字。止め、はね、はらい、これらは筆書きをすると必要な動作ですが、鉛筆やペンはそうしなくても文字はかけてしまいます。しかしだからこそ、稚拙な文字になりがちです。

ペン字を制すには筆の筆法をおさえる

日本文字を美しく書きたいと思う方でしたら、やはり基礎=筆法の基礎を習得してからペン字を始めことが遠回りなようで一番の固い近道だと思います。とはいえ、書道から入るのも大変ですので、筆の基礎をポイントだけ学びペン字の練習に入る。これが言音のペン字コースです。

ペンの種類とお勧め

ペンには種類ごとに用途の違いがあり、良い悪いではなく、今回は『ペン習字』の観点からのみ述べさせていただきます。

どんなペンを買ったら良いのか、よく生徒さんからご質問を受けます。ペン習字においてのオススメのペンは万年筆筆ペンです。

このどちらかに慣れると、おのずと他の様々なペンに対応ができるようになります。

では、万年筆と筆ペンのどんなものがお勧めなのかをご紹介させて頂きます。

【万年筆】

上はPILOTのデスクペン極細、下はPILOTのkakuno極細です。

『字の練習』においては極細であることがお勧めです。それ以上の太さがあるとインクが多めに出てきて速書きになりがちです。練習には落ち着いてゆっくり書くことが、初めのうちは大切なのです。もう1つの理由は、インクが多めに出て太めの字になると、良くも悪くもそれっぽく見えます。上手に見せたいのは本番でよく、字を上達させる練習をするのなら、装飾を捨てた裸の字(細い字)と向き合うことが大切なのです。

メーカーや種類は、ご自身が手に持ちやすいものをお選びになるのが良いと思います。

【筆ペン】

左は呉竹の万年毛筆ペンです。本毛なので少々お値段は高めです。

右はよく見かけるぺんてるの筆ペン(中字)です。どちらもお勧めですが、初心者の方でしたらぺんてるをお勧めします。穂がナイロン繊維ですので、書きやすい所と、少々やりずらい所もありますが、このペンの特徴を抑えるところから、言音のペン字コースは始まりますので安心して始められると思います。

この筆ペンに共通している所は、毛束になっているという点です。

つまり筆ペンの中でのお勧めは本毛でもナイロン繊維でも良いので、毛束になっている筆ペンがお勧めという事です。

お稽古の流れ

お手本や課題は、毎月頭に会員ページに掲載されるので、それをダウンロードして頂きます。コピーして手元左において練習するとさらに練習がはかどります。

その後はプランに沿った添削を行います。書いた作品を写真に撮り、問合せフォームから送るか、言音LINEに送ります。

その後はプランに沿った添削を行なって行きます。

必要なお道具

万年筆の場合

  • 万年筆(極細)
  • 硬筆用下敷き
  • コピー機(練習用紙・本番用紙がダウンロードコピーできます。お持ちでない場合はご自身で用意された練習用紙で構いません。)

筆ペンの場合

  • 筆ペン(穂が毛束のもの)
  • コピー機(練習用紙・本番用紙がダウンロードコピーできます。お持ちでない場合はご自身で用意された練習用紙で構いません。)

※筆ペンの場合は、硬筆用下敷きは必要ありません。

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