
ひらがなの歴史
平仮名は平安の時代に紀貫之(きのつらゆき・平安時代前期〜中期)が作り上げたと云われています。
それまでは中国から伝わった漢字を貴族社会において男性が公文書などに使用していました。和歌を書く際に感情、情緒、表現力が豊かな日本人の話し言葉は、漢字では表現がしきれず、万葉仮名から平仮名を作り、自由に書き文字で表現をする事が可能になりました。そうして後世にまで平仮名は使われるようになりました。同時に、平仮名の美の完成期とも言われており、いわば美文字の元祖。それが平安の古筆です。
令和4年現在で使われている平仮名は、46文字で、昭和21年に内閣告示第33号「現代かなづかい」の制定により、外されてしまった「ゑ」と「ゐ」も入れると48文字です。
長い日本史から見れば、この数に絞られたのはつい最近のことで、それまでは1つの音にいくつかの文字がありました。明治33年(1990年)に小学校令施行規則によって、平仮名の標準字体が定められ、それ以外の平仮名は「変体仮名」という扱いになったのです。改定は一度きりではなくその後、数回に渡り、ひらがなの改定が行われた後、22世紀現在、今私たちが日常で使う平仮名に落ち着いています。

変体仮名とは?
戦前戦後、数回の平仮名の改定により、平仮名が1音1文字に定められた以前に使用されていたひらがなを変体仮名と呼びます。 図はその一例です。
平安の古筆はこの変体仮名がたくさん出てきます。しかし、図のように「Ke」の音にはいくつもの文字が存在する訳ではなく、あくまでも数えられる程度です。これを覚えて行くと、仮名文字の書き読み、和歌を書く楽しみは無限に広がっていきます。どれを使わなくてはいけないと言う決まりは特にはなく、仮名文字での作品創作には、文字の造形美やそれによって出きる白の余白をどう生かすか、など ご自身の美的センスを活かすことになります。
お稽古シート
毎月提出されるシートは端末で見るか、コピーをしてお役立てください。
習得の目安
※必ずしも全ての生徒様に該当するペースではありません。

仮名の楽しみ方いろいろ






料金
各コース | 画像添削 | 画像添削+電話添削 | 画像添削+テレビ電話添削 | 添削なし |
月1回 | 4,000円 | 5,000円 | 6,000円 | ー |
月2回 | 7,000円 | 8,000円 | 9,000円 | ー |
月3回 | 10,000円 | 11,000円 | 12,000円 | ー |
DW会員※1 | ー | ー | ー | 1,800円 |
流れ

・会員様専用ページからお稽古シートをダウンロードして課題に取り掛かります
・練習の成果を写真に撮ります

・HP問合せから画像を送るか言音lineに画像を送ります。

・営業日5日以内に、添削が返ってきます。その後は各オプションにそって添削が続きます。
よくあるご質問
ご質問
- コースは一度決めたらずっとですか?
- 仮名と実用書道の両方でもできますか?
- オンラインで字は上手くなりますか?
- 道具は揃えないといけませんか?
- 海外に住んでますが大丈夫ですか?
回答
- コースの変更はいつでも可能です。
- 出来ます。その際は、一つづつ購入して頂く必要があります。お得なのは、興味のある二つ目以降は、添削は付かないものの、会員様ページは全コースの課題がDWできるようになっていますので、そちらで練習されても良いと思います。
- 上手くなるにはコツとポイントがあります。直接伝えられない分を補う練習シート、解説を充実させておりますのでご安心ください。それでも不安な方には電話やテレビ電話でサポートさせて頂くプランもございます。
- ペン字以外でしたら、最低でも筆、墨は必要です。漢字臨書は半紙も必要です。
- はい、問題ございません。生徒様の中には海外の方もいらしゃいます。
生徒様のお声
50代・男性・経験有
和歌が好きで始めました。変体仮名に初めは苦戦しましたが続けるうちに読み書きができるようになり、仮名を書く楽しみが広がりました。個人的に書く散らし書きの添削までしてくださるのでとてもありがたく思っています。
40代・女性・経験無
仮名は苦手意識がありましたがチャレンジしてみて本当に良かったです!お手紙を書く際にも縦書きで流れるような文字を書けるようになってきました。先生のアドバイスが何とも絶妙で分かりやすく感謝してます。これからも続けていこうと思っています。
30代・女性・経験無
字が汚い事が子供の頃からコンプレックスでした。先生から筆の動かし方や文字の捉え方を聞いた時は新しい発見の連続でとてもびっくりでした。今ではそれも手や目が慣れてきて昔より字が綺麗になったと母や夫にも褒められます。
60代・女性・経験有
書道は昔やっていましたが、和歌を書きたくてこちらでお世話になっています。1ヶ月に1首、書方も、歌の内容も心や手に焼き付けていますので、いざと言う時に和歌をお手紙に添えて書く事もあります。とても充実したお稽古です。先生も穏やかな方でずっとお世話になっていきたいと思います。