胸焦がす恋 投稿日 2021/02/06 更新日 2022/04/28 著者 cotone カテゴリー 和歌こらむ 小野小町 人にあはむ 月のなきには 思ひおきて むねはしり火に 心やけをり 恋しい人に会う手立てがない時は眠れずに、想いの火がパチパチと胸の中で燃えて、心が焼けてしまうわ。 この歌はこんな掛詞が使われております。 月のなき = 付き(手立て)なき(月が出てから男性は女性の元へ向かいます。月明かりがないときには出向けない事も) 思ひおき = 思いという火が燃えて。(眠られないでいる意) 本日は、才色兼備の歌人、小野小町の、掛詞を巧みに使い、恋心を伝える和歌をご紹介いたしました。 シェア ツイート ブックマーク LINE Pocket Pinterest 小野小町 恋愛和歌