勝って兜の緒を締めよ

本日、1月27日は東郷平八郎のお誕生日。

幕末から明治大正昭和初期を生きた武士、海軍軍人。

どんなお方か、ポイントだけ箇条書きでご紹介します。

(人の人生を箇条書き、抜粋書きにするのは毎回心苦しいですが)

神様お許しを。

よくご存知の方は飛ばしてください。

日露戦争では、連合艦隊司令長官として指揮を取り、日本海開戦で完勝。

当時、世界最強だったロシアのバルチック艦隊を、圧倒的不利の日本が撃破した。

これに世界は大注目。

極東にある小さな島国の名前が『日本』だという認識を、ここで初めて持った人々も多かったはず。

 ●『皇国の興廃此の一線にあり。各員一層奮励努力せよ。』

 この戦いに負けてしまえば、日本本土が攻撃され、植民地化となる事間違いなし。つまり家族が殺され、文化は廃止され、、という日本が未だかつて経験のない悲惨な状態になる事を意味している。そんな絶対に勝たなければならない戦いの中、残した言葉です。

圧倒的な分の悪さ

その戦を勝利に導いた人、それが東郷平八郎です。

本日は、そんな東郷元帥が残した和歌を一首、ご紹介します。

愚かなる 心につくす誠をは みそなはしてよ 天つちの神

愚鈍な心根しか持ち合わさぬ私ですが、事に当たっては精一杯の誠の心で尽くしますのでなにとぞ天地の神々よ御照覧ください。

終生、皇室に対して厚い敬愛の心を持ち続けた東郷元帥が

大正3年に東宮御学問所総裁として昭和天皇の御教育係に任ぜられた際に、其の感激と責任の重さを深く感じて決意を述べられた詩と伝えられます。

勝って兜の緒を締めよ』

まさにそのような人生を歩みきったお方を、本日は取り上げさせて頂きました。