【書道サロン】書道と習字の違い！教室で習うならどちら？

習字とは

習字とは文字を習うことであり、美しい文字を書くために練習をすることです。「とめ」「はね」「はらい」を意識しながら、正しい書き順でお手本どおりに整った字が書けるように学びます。

習字の対象者は主に小中学生であり、学校の授業では「書写」として学びます。習字には、硬筆や毛筆、ペンが含まれ、それぞれ美しく書くことが目的のため美術ではなく国語に分類されます。

習字は書道よりも実用的であり、普段から美しい文字が書けるだけでなく、ご祝儀袋や年賀状、履歴書などを書く際にもたいへん有効です。

書道とは

書道は、毛筆で字を表現する芸術です。科目でいえば美術に当たります。書道でいう美しい字とは整った字ではなく、芸術的な美しさや個性を持つことを意味します。

書道といえば、大人が習うものと思われがちですが、実際には子供から大人まで対象者は限定されません。書道教室でも、筆順やバランスの指導を受けて、最終的には個性的な芸術作品を仕上げることが目標となります。

字で自己表現をしてみたいという方には、書道がおすすめです。

どちらを学ぶか悩まれる場合は、子供ならまずは習字から、大人が趣味として始めるなら書道がおすすめです。書道サロン言音では、習字、書道のどちらにも対応可能です。習字コースは、子供はもちろん初心者の方、外国人の方など習字に不慣れな方でも学べるコースとなっています。

整えられた字、個性的で芸術的な字など、美しい字を学びたいとお考えの方は、書道サロン言音までお問い合わせください。原宿と恵比寿の教室の他、オンライン書道サロンも開催しています。

毛筆と筆ペン

同じ筆を使って字を書くものとして、毛筆と筆ペンがあります。

毛筆には、馬・イタチ・狸・羊・猫・リスなどの獣毛が使われるのに対し、一般的な筆ペンには細い合成樹脂が利用されます。毛筆は、墨を含む墨汁が使われ、筆ペンには染料や顔料を原料とするインクが内蔵されています。

毛筆の歴史は古く、4500年以上も前の中国ではすでに利用されていたと考察されます。一方筆ペンは、1972年頃、日本人の毛筆離れを背景に開発された比較的新しいものです。毛筆と筆ペンはサイズや素材が異なることから、書き心地も全く違います。

筆ペンは細い線や鋭い線が得意で、力強い線は毛筆の方が勝ります。筆ペンのインクは、伸びがよくずっと書くことができます。毛筆はかすれやにじみを起こしやすく、またそれが魅力でもあります。

毛筆の知識を筆ペンにも

毛筆で習得した型は、書き心地が違うとはいえ、筆ペンでも再現可能です。毛筆は日常的に利用する機会が少なくても、筆ペンは時折必要になるという方も多いでしょう。

• 冠婚葬祭で祝儀袋や芳名帳に
• 年賀状や季節のお便りに
• ちょっとした挨拶やお礼を一筆箋に

などは特に筆ペンが活用されるシーンです。実際、筆が苦手なのでできるだけ避けたいと思われる方も少なくありませんが、躊躇することなく美しい字が書けることは、大人の品格でもあります。

書道サロン言音では、毛筆の他、筆ペンや万年筆を使ったレッスンもご受講いただけます。また、誰でも気軽にダウンロードできる練習帳も今後展開予定です。美しい署名や挨拶文が書けるようになりたいなど、大人のたしなみとして書道を学びたい方は、ぜひお問い合わせください。