もの想いにふける

物思いにふける

ふと、物思いにふける時、皆さんにもおありですか?

日常の隙間に不意にできた時間。

過去を想ったり、あの人を想ったり、未来を想ったり、、

心を持ち合わす人間はきっと、紀元前の頃から、それぞれに物思いにふけてきたのでしょう。

一千年前の名も知らぬこの方は、こんな和歌を残しています。

『詠み人知らず』

あはれともうしとも物を 思ふ時 などか涙のいとなかるらむ

うれしいことでも、憂いことでも、深く物思いをする時、どうして涙は流れ続けるのだろうか。